「もう年齢的に無理かもしれない」——そう思っていませんか?
52歳、非常勤ケースワーカーから正規職員を目指したNさん(仮名)のチャレンジは、年齢やブランクに不安を感じている方にこそ響くはず。
この記事でわかること👇
・非常勤職から正規採用に挑んだ理由と行動
・育児ブランク中に続けた“逆転準備”とは?
・採用担当が評価した“専門職の在り方”
【挑戦のきっかけ】
Nさん(仮名・52歳)は、福祉学科を卒業後に業界でのキャリアを積んできました。
結婚・出産を経て一時仕事を離れていたものの、自治体で非常勤ケースワーカーとして復職。
その現場で感じた“やりがい”と“限界”が、正規職員を目指す原動力になりました。
「10年後を見据えて、今やらなければ後悔すると思ったんです」
【準備と対策】
非常勤として働きながらも、時間を見つけては資格取得に取り組む日々。
「今できることから少しずつ」が合言葉でした。
また、受験自治体の試験ではなく、より広域の県職を選んだ理由は「キャリアを活かせる業務に携われる環境」だったから。
「ブランクがあるからこそ、“学び続ける姿勢”を忘れないようにしていました」
【面接で伝えたこと】
面接では、これまでの職歴だけでなく、
非常勤として見てきた課題や現場感覚を丁寧に伝えるよう意識したそうです。
「現場ではマニュアルだけでは対応できないことも多い。その時、いかに相手の立場に立てるかが福祉の専門性だと思います」
【合格後の気づき】

面接担当者から言われた言葉が印象に残っているそうです。
「この人と一緒に働きたい、と思ったんです」
それは“資格”や“年齢”ではなく、これまで積み重ねてきた実践知や誠実さが伝わったからこその評価でした。
【同じ境遇の方へ】
「子育てや家庭との両立でキャリアに迷っている方も多いと思います。でも、経験は必ず活かせます。遅すぎることなんてありません」
福祉専門職を志す全ての方へ、背中を押してくれるような等身大のストーリーです。