子育てと塾講師を両立する45歳が挑んだ公務員試験!限られた時間を味方に変えた県庁合格の記録!

◆この記事から学べること

・子育てしながら公務員試験に挑戦する際の工夫と戦略
・面接で家庭の事情をどう伝えるべきか?
・説得力ある志望動機を作るために実践したリサーチ方法


「無理かも」と思いながらも、一歩を踏み出した

夜は塾講師として働き、昼間は家事と育児。
長谷さん(45歳)は、そんな生活のなかで「今後の働き方」を考え始め、県庁の経験者枠への挑戦を決意します。

「子どもが“お母さん、なんで夜いないの?”って言ったとき、このままでいいのかと考えました」

時間がない。年齢も高い。
でも、“だからこそ挑戦する意味がある”と信じて準備を始めました。


【最初の面接】「家庭事情」が前に出すぎてしまった反省

はじめて面接に臨んだ年は、家庭との両立にばかり意識が向いてしまい、
「なぜ公務員なのか?」という動機が十分に伝わらず、不合格に。

「娘との時間を大事にしたい気持ちは本音。でも、それが“転職の動機のすべて”のように伝わってしまっていたんだと思います」


【方向転換】“やりたい仕事”を主軸に再構築

2回目の挑戦では、家庭の話は背景として位置づけ、
「自分が行政職で実現したいこと」を軸に、想定問答と志望理由を練り直しました。

「これまでの経験を通じて、個人では支援しきれない領域があると感じました。そこに“行政でやりたいこと”が見えてきたんです」


【自治体研究】表層情報で終わらせないための工夫

1回目はHP中心の情報収集で、「言葉はキレイだけど中身がない」と指摘された経験から、
2回目は新聞・社説・子育て支援施策などを切り抜き、自分の関心と接続しながら内容を咀嚼。

「“知ってます”じゃなく、“自分ならどう関わるか”まで言葉にすることを意識しました」


【答え方の工夫】想定問答に“順番”と“温度”を持たせた

退職理由や今後のキャリアビジョンは、思い付きではなく“流れのある言語化”を徹底。

「特に“5年後、10年後どうありたいか”は難しかったけど、自分の仕事観を整理する機会にもなりました」


【面接本番】家庭の話を“動機”ではなく“視点の広がり”として語る

面接では、家庭との両立についても触れられましたが、
「仕事への影響を避ける対策ができている」と冷静に説明。
同時に、「育児を通して得た視点が、今の行政をどう見るかに役立っている」と伝えました。

「“母親だからこそ”気づけることがある。そう素直に話せたのがよかったと思います」


【正解のない質問】“トロッコ型”の問いにも冷静に応答

「“水が一杯だけあるとしたら、咲きそうな花と枯れそうな花、どちらに水をやる?”という問いが印象的でした」

あらかじめ答えを準備できない質問でも、自分なりの判断基準を持って答えることの重要性を感じたといいます。


【挑戦を振り返って】条件ではなく「姿勢」で勝負できた

「年齢も、育児も、塾の勤務も。環境だけ見れば不利かもしれない。でも、“言葉に説得力を持たせる努力”は誰にでもできると思います」

「やると決めたら、限られた時間の中でも“本気で準備”すれば、面接官にも伝わる。それが今回いちばんの学びでした」


📘 子育て中・40代・非典型キャリア──
それでも、公務員試験は「覚悟と準備」で道が開ける!

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