「また落ちたのか…」6年にわたる敗北を乗り越え、最後に掴んだ合格通知。年齢や職歴に引け目を感じる方にこそ伝えたい、逆転のプロセス。
この記事で得られるヒント👇
・30代後半からの公務員挑戦をどう戦い抜いたか
・民間の成功体験をどう“公務員向け”に言語化したか
・年齢を理由に落ちないための面接力の磨き方
【挑戦の背景】“また不合格”…39歳、6度目の再挑戦
アライさん(仮名)は営業の世界で表彰経験もある実績十分な社会人。しかし、公務員面接ではまったく通用しませんでした。
「こんなに頑張ってるのに、なんで通らないのか分からなかった」
6回目の挑戦となる年、退路を断ってラストチャンスに懸けることを決意します。
【面接の壁】“話しすぎる”自分をどう変えたか?
営業職として「相手に伝える」ことには慣れていたアライさん。しかし、面接では逆にその経験が仇に。
「結論が見えにくくて、結局何を伝えたいのかわからないと言われました」
そこで、伝え方をゼロから見直し。「質問の意図」に答える訓練を重ね、シンプルかつ一貫性ある受け答えを徹底します。
【突破の鍵】“強み”の見せ方を面接官目線で再構築
営業成績の高さ、チームマネジメント経験…。民間では評価された実績も、公務員面接では伝え方次第でマイナスに映ることも。
「“それって民間の方が向いてるのでは?”と何度も言われました」
アライさんは“自治体の課題とどう接続できるか”にフォーカスし、面接官が納得する構成に練り直しました。
【合格の瞬間】「説得力があった」それがすべてを変えた
緊張感の高い最終面接。「なぜ県庁なのか?」という問いに、自分の言葉でまっすぐに答えました。
「“あなたの話は説得力がある”と言ってもらえて、やっと届いたと感じました」
6年分の苦労が報われた瞬間でした。
【メッセージ】年齢や過去の結果ではなく、“今の姿勢”で評価される
アライさんは言います。
「年齢が不利になるのではなく、“その年齢でどう準備してきたか”が問われるんです」
面接で何を伝えるか以上に、“どんな覚悟で向き合ったか”が評価される。挑戦を続けるすべての人に、そう伝えたいと語ります。